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DACが届ける成果:Deep Skyが北米初の検証済みDAC除去クレジットを実現

DACが届ける成果:Deep Skyが北米初の検証済みDAC除去クレジットを実現
写真提供:Deep Sky

出典: Climate Tech Canada

こんにちは。

もうすぐカナダ・デーですね!今週号では、Deep Skyが北米初となる検証済みDAC(直接空気回収)による除去クレジットを届けたニュースを取り上げ、カーボン除去業界が今どのような局面にあるのかを考えます。最も重要な気候ソリューションのいくつかが、まさにここカナダ🇨🇦で実現されていることを示す好例です。

その他のクライメートテック関連ニュース:

  • Ballardがエネルギー・アズ・ア・サービスに5億6,600万ドルを投資
  • Moment Energyが世界初のバッテリー再利用メガファクトリーを開設
  • カナダが新たな原子力戦略を発表

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Deep Skyが北米初の検証済みDAC除去クレジットを実現

概要:Deep Skyは今週、北米で初となる検証済み直接空気回収(DAC)クレジットを実現し、永久貯留されたCO2 14トン分のクレジットをRBCおよびMicrosoftへ譲渡しました。

Deep Skyは、アイスランドのClimeworksに次いで、DACによる除去を実現した世界で2社目の企業となります。

詳細:DACは大気中にすでに存在するCO2を直接回収する技術です。同分野の他社と異なり、Deep Skyはプロジェクト開発者という立場を取っています。アルバータ州にあるAlphaテストサイトでは、SkyRenuやGE Vernovaなど複数の企業の多様な技術を組み合わせ、どの技術が規模拡大に適しているかを検証しています。

Alphaサイトは昨年夏に稼働を開始し、年間3,000トンのCO2回収を目標に設計されています。除去量の検証は、科学的根拠に基づく高品質な認証を専門とする英国拠点のスタートアップ、Isometricが担っています。

なぜ重要か:カーボン除去は今、転換点を迎えています。技術開発のために資金を調達してきたスタートアップは今後、規模拡大を進め、締結済みの契約を実際に引き渡されたトン数へと転換していく必要があります。

Deep Skyの今回の初引き渡しは、DACが実在する検証可能な除去を実現できることを示す、重要な実証例です。

単純ではない面も:DACは依然としてコストが高く、大気からCO2を分離するために大量の電力を必要とします。より多くの買い手を取り込むには、コストをトンあたり100ドル程度まで下げる必要があります。

今後の展開:Deep SkyはパイロットフェーズからE実行フェーズへと移行しており、RBCおよびMicrosoftへの四半期ごとの引き渡しが確定しているほか、TD Bank、Lufthansa、Engieとオフテイク契約を締結済みです。さらにケベック州とマニトバ州で新たなプロジェクトも計画されています。

資金調達・投資ニュース

  • Sellit9(トロント、オンタリオ州)が410万ドルのシード資金を調達し、電子機器のリコマースプラットフォームを新たな製品カテゴリーへ拡大、米国市場への進出も目指します。
  • Deep Sky(モントリオール、ケベック州)は、日本のSMBCから戦略的投資を受け、日本国内でのDACおよびカーボン除去インフラの推進を図ります。
  • Moment Energy(バンクーバー、BC州)はNorthXから300万ドルの追加投資を受け、プロジェクト展開コストと収益の橋渡しとなる運転資金に充てます。
  • Ballard Power Systems(バーナビー、BC州)は英国の水素生産企業GeoPuraを5億6,600万ドルで買収し、燃料電池事業を拡大します。Ballardは生産・貯蔵・燃料電池を組み合わせた「エネルギー・アズ・ア・サービス」事業の立ち上げを計画しています。
  • pH7 Technologies(バンクーバー、BC州)はNRCanから銅処理プロジェクトに向け500万ドルの資金提供を受けました。
  • Moment EnergyがBC州に世界初となるEVバッテリー再利用メガファクトリーを開設しました。
  • PowerBankはNodiac.aiと提携し、既存の電力・土地アクセスを持つPowerBankの拠点にモジュール式コンテナ型データセンターを展開します。
  • AtkinsRealisは、データセンター需要の増加に対応するため、米国でCANDU炉を建設すべく規制当局の承認取得を進めています。
  • エドモントンのWyvernはNASAの商業衛星データ取得プログラムに参加し、NASA研究者にハイパースペクトル衛星データを提供します。
  • FlyteBoatがハリファックス港で電動水上タクシーサービスを開始しました。
  • コロラド州のScout Clean Energyがオタワにオフィスを開設し、150MWの蓄電プロジェクトの建設を開始しました。
  • SFU VentureLabsとManterra Technologiesが提携し、BC州拠点のスタートアップ向けに地元での製造能力を提供します。
  • Aaloはテキサス州でAalo-Xテスト炉を稼働させるための米エネルギー省の承認を取得しました。
  • 核融合スタートアップGeneral Fusionは、再生可能エネルギー開発企業Renexiaと共に、イタリアでの核融合発電所展開を検討します。
  • Cielo Waste Solutionsは、政策支援とバイオマスへのアクセスを理由に、持続可能な航空燃料プロジェクトをアルバータ州からBC州へ移転しました。
  • Circuit Électriqueは、ケベックシティからトロントを結ぶ主要貨物輸送ルート沿いに、初の公共大型トラック用充電設備を開設しました。

政策ニュース

原子力への転換:カナダは原子力エネルギー戦略を発表し、2040年までに最大10基の大型原子炉新設を目指します。この戦略は、国内での新規建設推進、海外輸出、燃料生産の拡大、新たな原子力技術革新という4つの柱で構成されています。

なぜ重要か:エネルギー需要の増加、エネルギー安全保障への懸念、脱炭素化への圧力により、原子力エネルギーへの関心が高まっています。カナダは大型炉(CANDU)において優れた設計を有していますが、先進的な原子炉設計では遅れを取るリスクがあります。戦略策定は出発点に過ぎず、カナダは今後、この好機を捉えるために迅速に動く必要があります。参考までに、米国は原子力サプライチェーン向けに175億ドルの融資を確保したばかりです。

カーボンプライシングの余波:カナダの新たなカーボンプライシング制度により、トンあたりの価格が170ドルから130ドルへ引き下げられたことで、高いカーボン価格を前提としていた脱炭素化プロジェクトが影響を受けています。

🎧️ 最新のポッドキャストエピソードもぜひお聴きください:「What It Takes to Make Carbon Pricing Stick in Canada」 Spotify、Apple、YouTube

州間送電網の強化:連邦政府は5件の州間連系プロジェクトを支援し、州間での電力融通をより容易にします。この送電網強化は、2050年までに送電網を倍増させるというカナダの目標の重要な一部です。

EVリベート復活:BC州は中型・大型EV向けの刷新されたEVリベートプログラムを開始し、販売時点でのリベート提供と販売店への支払い迅速化を図ります。

データセンターへの反発:オンタリオ州ハミルトンは、エネルギー・水利用・騒音などに関する規則を見直し・更新するため、新規データセンターの承認を一時停止します。各自治体でプロジェクト申請が増える中、カナダ初の一時停止措置となります。

一方、マニトバ州は大規模データセンタープロジェクトを却下し、空軍基地の拡張を優先する方針を示しました。

ワシントン州が参加:ワシントン州はカーボン市場をカリフォルニア州およびケベック州と連携させ、北米最大のキャップ・アンド・トレード制度を拡大します。この動きにより、市場に参加する排出事業者とプロジェクトの数が増え、制度の安定性が高まります。

さらなる省エネ改修支援:連邦政府はGreener Homes Affordability Programをケベック州、BC州、ノバスコシア州、プリンスエドワードアイランド州へ拡大し、低・中所得世帯のヒートポンプ導入や省エネ改修に5億ドル超を投じます。

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※ こちらの記事はClimate Tech Canadaの翻訳記事になります。

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