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# 原子力燃料ギャップの解消へ
- URL: https://blog.vancouverimpact.org/nuclear-fuel-gap-canada-uranium/
- Published: 2026-08-25T11:02:15.000Z
- Updated: 2026-10-10T20:15:08.000Z
- Author: Hiroki Kudo
- Tags: Climate Tech Canada JP, #backfill-full

出典: [Climate Tech Canada](https://climatetechcanada.ca/p/closing-the-nuclear-fuel-gap?ref=blog.vancouverimpact.org)

こんにちは。

今週は、サスカチュワン州で建設が始まったNexGen Energyの新しいウラン鉱山（世界最大級の規模）を取り上げ、急速に変化を遂げる原子力業界の中でこのプロジェクトがどのような位置づけにあるのかを見ていきます。

その他のクライメートテック業界ニュース:

- Hydrostorが2億3,000万ドルを調達し、エネルギー貯蔵事業を拡大
- オンタリオ州とアルバータ州、データセンターのエネルギー政策で異なる道を選択
- ケベック州、初の地下CO2貯留プロジェクトを承認

追伸：このニュースレターを楽しんでいただけていますか？ぜひお友達にも転送し、広めるのにご協力ください。

## NexGen、カナダ最新のウラン鉱山で起工

**何が起きたか：** バンクーバーに拠点を置くNexGen Energyは、サスカチュワン州北部で[大規模なウランプロジェクトの起工](https://www.cbc.ca/news/canada/saskatchewan/nexgen-breaks-ground-on-massive-uranium-mine-in-northern-sask-9.7306078?cmp=rss&ref=blog.vancouverimpact.org)を行いました。フル稼働時には世界需要の5分の1を供給できる規模です。

このプロジェクトは2030年末までに稼働開始を見込んでおり、年間最大3,000万ポンドのウランを生産する計画です。

**全体像：** 原子力発電は、数十年にわたる成長の鈍化と政治的な不人気を経て、再び脚光を浴びています。

電化とAIデータセンターの需要が、高い信頼性を備えた大量の低炭素電力を必要としていることから、発電量は[2050年までに2.6倍に拡大する](https://www.iaea.org/publications/15942/energy-electricity-and-nuclear-power-estimates-for-the-period-up-to-2050?ref=blog.vancouverimpact.org)と予測されています。

各国はまた、エネルギー安全保障を強化し、世界的なエネルギーショックから自国を守るためにも原子力を見直しています。

**重要な理由：** 原子力発電の拡大に伴い、それを支える燃料供給も歩調を合わせて拡大する必要があります。IEAによると、現在[78GW分の原子力発電容量](https://www.iea.org/reports/global-critical-minerals-outlook-2026/executive-summary?ref=blog.vancouverimpact.org)が建設中で、ウラン価格はこの5年でほぼ4倍に高騰しました。

カナダはすでに世界第2位のウラン生産国であり、世界生産量の13%を占めています。新たに発表された[原子力エネルギー戦略](https://natural-resources.canada.ca/energy-sources/nuclear-energy-uranium/nuclear-energy-strategy-canada?ref=blog.vancouverimpact.org)では、2040年までに新規原子炉10基を建設し、それらに供給するためのウラン生産拡大を掲げています。

NexGenのRook Iプロジェクトは、現在のほとんどの産ウラン国を上回る供給量を実現できる可能性があり、この戦略に対して実際の生産能力をもたらすことになります。

**サプライチェーン全体を見る：** 採掘だけでなく、下流工程である転換・濃縮の部分にもボトルネックが残っています。さらに、新しい原子炉設計には新しいタイプの燃料が必要です。小型モジュール炉（SMR）は低濃縮ウラン（濃縮度3～5%）で稼働する一方、先進的な設計にはHALEU（濃縮度5～20%）が必要となります。

資金も、原子炉そのものにとどまらず、エコシステム全体の構築に向かっています。

- Standard NuclearやTRISO-Xなど米国のスタートアップが、先進炉向けのTRISO燃料を開発
- OklorやX-energyなどの原子炉開発企業が、リサイクルおよび燃料製造に関する契約を締結
- CentrusやUrenco USAが米国内でのHALEU生産を拡大

こうした動きのほとんどは、[米エネルギー省のパイロットプログラム](https://www.energy.gov/ne/energy-department-fuel-line-pilot-program?ref=blog.vancouverimpact.org)とハイパースケーラー企業からの需要に後押しされ、米国内で進んでいます。一方、カナダの加工能力は、自国のCANDU炉群に必要な未濃縮ウランの生産に重点が置かれています。

**結論：** カナダが豊富なウラン資源を持つことは戦略的な強みです。しかし、原子炉の設計が進化していく中で、それが自動的に燃料市場における戦略的ポジションにつながるわけではありません。

🎧 **さらに詳しく：** Aalo Atomics共同創業者のMatt Loszak氏との対談では、SMRの将来性、使用済み核燃料のリサイクル、そして原子力スタートアップを立ち上げることの意味について語っています。[こちらから視聴](https://pod.link/1735776746/episode/ODk0ZTdkZjctOGE3MS00OTc2LTkxOGYtMzcwMzM2NjU3YTAx?ref=blog.vancouverimpact.org)できます。

## その他の資金調達・取引ニュース

**Hydrostor**は、圧縮空気エネルギー貯蔵プロジェクトのパイプライン（合計7GW）を前進させ、今年中に米国の旗艦プロジェクトのファイナンシャルクローズを目指すため、[2億3,000万ドルのエクイティ資金](https://hydrostor.ca/hydrostor-secures-230-million-to-progress-advanced-compressed-air-energy-storage-projects/?ref=blog.vancouverimpact.org)を確保しました。

**Enerpure**は、使用済みエンジンオイルを船舶燃料に変換するモジュール型技術の商業化に向け、[4,900万ドルの投資](https://www.newswire.ca/news-releases/rice-investment-group-and-canada-growth-fund-to-invest-us-35-million-in-enerpure-to-accelerate-commercialization-of-used-motor-oil-recycling-technology-841146349.html?ref=blog.vancouverimpact.org)を確保しました。本ラウンドはRice Investment Groupが主導し、Canada Growth Fundが半分以上を拠出しました。

**Questor Technology**は、排出削減技術のフィールドサービス、製造、顧客基盤を拡大するため、廃ガス燃焼サービス企業である**Emission Rx**を[買収する計画](https://www.questortech.com/press/questor-signs-loi-to-acquire-emission-rx-august-2026?ref=blog.vancouverimpact.org)を発表しました。

**Mangrove Lithium**は、リチウム生産企業**Elevra**とスポジュメン精鉱2万トンをMangroveの転換施設に供給する[供給契約](https://www.mangrovelithium.com/elevra-completes-binding-supply-agreement-with-mangrove-lithium/?ref=blog.vancouverimpact.org)を締結しました。

**Questerre Energy**は、ケベック州から地下炭素貯留のパイロット実施について[承認を取得](https://www.globenewswire.com/news-release/2026/08/20/3348092/0/en/government-of-quebec-approves-carbon-storage-pilot-application.html?ref=blog.vancouverimpact.org)しました。同州が承認したCO2貯留プロジェクトとしては初めてとなります。

**Invest In Farmers**は、Verdex Capitalの支援を受けて農業投資プラットフォームを[カナダに拡大](https://verdexcapital.com/verdex-capital-announces-agrifund-investment-in-iif/?ref=blog.vancouverimpact.org)し、個人投資家が農業生産に資金提供できるようにしました。

**Pathways Alliance**は、アルバータ州のCCSプロジェクトについて、2027年に最終投資判断を行うという目標を[発表](https://carbonherald.com/canadian-oil-sands-producers-target-late-2027-decision-on-pathways-ccs-project/?ref=blog.vancouverimpact.org)しました。

**Kanin Energy**は、オハイオ州デイトン大学で廃熱発電施設の[稼働を開始](https://www.prnewswire.com/news-releases/waste-heat-becomes-carbon-free-electricity-for-the-university-of-dayton-through-first-of-its-kind-initiative-302836027.html?ref=blog.vancouverimpact.org)しました。パイプライン事業の廃熱を回収し、15年間の電力購入契約（PPA）のもとでカーボンフリーの電力に変換します。

**Kite Mobility**は、賃貸住宅開発企業Tricon Livingと[提携](https://www.globenewswire.com/news-release/2026/08/18/3346719/0/en/kite-mobility-and-tricon-living-partner-to-bring-new-electric-transportation-options-to-rental-communities-across-toronto.html?ref=blog.vancouverimpact.org)し、トロント各地の賃貸コミュニティにシェア型EVレンタルを展開します。

Acho Dene Koe First NationとMalahat Nationを中心とする新たな先住民主導のアライアンスが、カナダ北部全域で[エネルギー貯蔵・マイクログリッドシステムを展開](https://www.newsfilecorp.com/release/309435/IndigenousLed-Alliance-to-Deliver-Arctic-Secured-Energy-Systems-Across-Canadas-North?ref=blog.vancouverimpact.org)します。

**DicinFoam**は、バンクーバーで伐採廃材からフォーム包装材を製造する[パイロットプラントを稼働](https://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/ubc-wood-foam-9.7312821?ref=blog.vancouverimpact.org)させました。同社の過半数株式はWet'suwet'en First Nationの事業部門が保有しています。

### The Climate Cycle 最新回

## 任意から義務へ：ESGの「信頼インフラ」を構築する

[動画を見る：Voluntary to Mandatory: How Novisto is building ESG's trust infrastructure](https://youtu.be/OeS8MUlIp1A?ref=blog.vancouverimpact.org)

現在、企業サステナビリティをめぐる話題は「後退」一色です。任意の誓約の撤回、擁護団体の解散、銀行による排出目標の取り下げなどが相次いでいます。しかしその裏側では、EUをはじめ世界各地で義務的開示ルールが整備されつつあり、プレスリリース一本では撤回できない義務が企業に課されています。

つまり、ESGデータは財務報告と同等の厳格さと監査可能性を備える必要があるということです。大企業はこの点を真剣に受け止めていますが、声高には語っていません。

今回は、2019年以降に5,500万ドル以上を調達し、散在するサステナビリティデータを単一の監査対応可能な記録システムへと統合しているモントリオール拠点の企業、**Novisto**のCEO **Charles Assaf**氏にお話を伺いました。

世界的に開示規制が厳格化する中、こうしたインフラは、財務システムが財務部門にとって不可欠であるのと同様に、コンプライアンス部門にとって不可欠な存在になりつつあります。

🎧 [Spotify](https://open.spotify.com/episode/0F5SCL6HvVCAhL7ub2XSUo?si=pkPdhn%5FDT8W2Hz4UQZev7w&ref=blog.vancouverimpact.org)、[Apple](https://podcasts.apple.com/ca/podcast/voluntary-to-mandatory-building-esgs-trust-infrastructure/id1735776746?i=1000784567865&ref=blog.vancouverimpact.org)、または[YouTube](https://youtu.be/OeS8MUlIp1A?ref=blog.vancouverimpact.org)でお聴きいただけます。

## カナダのエネルギー政策動向

**貿易摩擦の再燃：** カナダは、重要鉱物の輸出に関して米国に優先交渉権を与え、カナダ製自動車部品への関税を継続するといった、カナダの主権を損なう内容の条件をめぐり、米国との[貿易交渉を一時停止](https://vancouver.citynews.ca/2026/08/22/five-things-pm-carney-explains-why-canada-left-the-u-s-negotiating-table/?ref=blog.vancouverimpact.org)しました。

**クリーンエネルギー契約：** 連邦政府は、最大14GWの発電が可能な[700億ドル規模のクリーンエネルギープロジェクトを支援](https://www.esgtoday.com/canada-backs-50-billion-of-new-clean-energy-projects/?ref=blog.vancouverimpact.org)しています。対象にはチャーチル・フォールズ水力発電所の改修、Gull Island水力発電プロジェクト、送電網インフラの整備が含まれます。

**気候関連開示：** カナダ年金制度投資基金（CPP Investments）は、ポートフォリオ全体にわたる新しい炭素強度・エネルギー移行ガバナンス指標を[導入](https://www.esgtoday.com/cpp-investments-launches-reporting-on-portfolio-carbon-intensity-transition-governance/?ref=blog.vancouverimpact.org)しました。CPPの報告は、機関投資家の資金がエネルギー移行を真剣に捉え、実際のポートフォリオに影響を及ぼしていることを示しています。

**再生可能エネルギーを使わないデータセンター：** アルバータ州は、データセンター向けに事実上再生可能エネルギーの利用を排除する[新しいエネルギー規則](https://www.nationalobserver.com/2026/08/21/news/alberta-data-centre-power-rules?ref=blog.vancouverimpact.org)を導入しました。新規プロジェクトは自前でエネルギー需要を満たす必要がありますが、同州の信頼性要件を満たせるのはガス発電のみです。

- オンタリオ州も、データセンターに自前の電力調達を義務付ける[新しい規則を発表](https://www.cbc.ca/news/canada/kitchener-waterloo/doug-ford-ai-data-centre-framework-ontario-moratorium-9.7306166?ref=blog.vancouverimpact.org)しましたが、同様の信頼性要件は設けていません。

**小規模への転換：** ノバスコシア州は、ファンディ湾における[小規模潮力発電プロジェクト](https://www.saltwire.com/nova-scotia/halifax/business-halifax/small-scale-tidal-power-projects-electricity-grid?ref=blog.vancouverimpact.org)の提案を募集しています。これは、大規模プロジェクト重視からの方針転換であり、より多くのプロジェクトが拡張前に実証実験を行えるようにするものです。

### イベント情報

- 🗓️ [Industry Connect Canada 2026](https://www.decarbconnectcanada.com/?utm%5Fsource=climate%5Ftech%5Fcanada&utm%5Fmedium=media%5Fpartner&utm%5Fcampaign=partner%5Freferral) | 10月27日、トロント。セメント、鉄鋼、鉱業、化学、石油・ガス業界から150名を超えるリーダーが集まり、エネルギーコスト、競争力、投資可能な脱炭素プロジェクトの展開について議論します。コード「ICCACTC25」を使用すると登録料が25%割引になります。
- 🗓️ [RXN HUB 2026 Innovation Summit](https://www.rxnhub.org/innovation-summit?ref=blog.vancouverimpact.org) | 9月23日、キングストン。国家的プロジェクトとカナダの次世代ソリューションに関する1日間のサミットです。
- 🗓️ NY Climate Week | 9月20～27日、ニューヨーク。
- 🗓️ Energy Disruptors UNITE | 9月28～29日、カルガリー。

※ こちらの記事はClimate Tech Canadaの翻訳記事になります。